【レポート】中国伝統衣装の復元アーティストの方々をお迎えしました
こんにちは!中国語翻訳・通訳会社のゴールデンブリッジです。
中国から伝統衣装の復元に取り組んでおられるヘアメイクアーティストの皆さんが来日しました。
中国の伝統衣装と聞いて日本の皆様はまず「チャイナドレス」を思い浮かべられるかと思いますが、
今回は漢民族の伝統衣装である魏晋南北朝、唐時代、宋時代代の髪型、化粧、衣装について、その復元に取り組む方々を紹介したいと思います。
大阪や京都ではベストやジャケットのような形で現代のファッションにも合うデザインの漢服風の服を羽織っている2〜30代の女性を多く見かけるようになりました。
今回お迎えした莫沙さんを中心とする復元装束チーム(中国語名:復原小組)は時代劇やファッションショーで活躍し、近年SNSでも注目されています。
メイクアップアーティスト 莫沙さんのご紹介
中国の伝統民族衣装に合わせたメイクやヘアメイクを伝統的な形に沿って復元するのとともに、新しいデザインを提案。近年中国の若者の間ではチャイナドレスではなく漢民族の伝統的な衣装である「漢服」が再注目され、トレンドになっている。彼女のメイクは多くの若者の支持を得ており、Weibo(中国版ツイッター)のフォロワーは4万人である。
Weibo アカウント:
・個人 @莫Mo_Makeup (フォロワー 4万人)
・メイクアップアーティストグループ @装束复原 (フォロワー 28万人)
莫沙さんの手がけた作品例
莫さんは今年の春、日本の伝統的なメイク・ヘアメイクのデザイン・技術を学ぶため復元チームの仲間3名を京都に。
日本髪の基本と、花魁のような複雑な髪型のセットの仕方を学びました。
マネキンを使って練習の様子
京都の「時代衣裳おかむら」岡村先生に実演していただき、
長年謎だった日本髪のセットの仕方を知れて感動!と言う感想をいただきました。
日本の鬢付け油や櫛、紙でできた紐、糸を通すはり状の道具等、様々な道具の使いやすいと好評。日本でいくつか購入されたようです。
最後に、弊社社員のQも莫さんたちにセットしてもらい写真を撮りました。さすがはプロのお仕事です!